脳梗塞の分類~アテローム血栓性脳梗塞編

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脳梗塞の分類~アテローム血栓性脳梗塞編

アテローム血栓性脳梗塞とは

臨床病型による脳梗塞の分類では「アテローム血栓性脳梗塞」、「心原性脳梗塞」、「ラクナ梗塞」、「その他」の大きく4つの分類分けられます。

その中でも「アテローム血栓性脳梗塞」は、頭蓋内・外のアテローム硬化(動脈硬化)によって引き起こされる脳梗塞のことを言います。動脈硬化によって血管が徐々に狭くなっていき、その狭くなった血管内部の壁には血液中の血小板がこびりつき、さらに硬くなりそれによって最後は閉塞に至ります。

アテローム血栓性脳梗塞の原因は?

元来、欧米人に多いタイプの脳梗塞でしたが、欧米型の食生活に近づきつつある現在の日本では、徐々に増加傾向になります。特に中高年で動脈硬化の危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、大量飲酒)をもっている方が発症される割合が高くなっています。

この病態は、徐々に血管が硬くなったりプラークが徐々に形成されて行ったりするため、発症する前に一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれる、一過性の脱力、片麻痺、しびれ、黒内障などの前駆症状が見られることがあります。

また、定期的な人間ドックのオプションでの脳ドックや頸部エコーなどを受けていると、血管の狭窄が発見され、未然に防ぐこともできます。

アテローム血栓性脳梗塞になると、詰まってしまう血管によって症状が異なりますが、片麻痺、感覚障害、構音障害、失語、失認や意識障害などがみられます。

アテローム血栓性脳梗塞の治療方法とは

アテローム血栓性脳梗塞の治療法としては薬物療法が主で、抗血小板薬としてのアスピリンやクロピドグレルなどの内服や、オザグレルナトリウムの点滴が中心になります。また場合によっては抗凝固薬であるアルガトロバンなども用いられることもあります。

アテローム血栓性脳梗塞は徐々に進行してきて発症する特徴から、血流が減ってきた周りに側副血行路と呼ばれる血管が形成されている場合もあり、詰まった血管から考えられる症状よりも軽くすむ場合もあります。

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