脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の予防〜糖尿病編

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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の予防〜糖尿病編

糖尿病について

脳卒中は大きく①脳の血管が詰まる脳梗塞、②脳の中の血管が破れて血が出る脳出血③頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血の3つに分類されます

今回は、脳卒中治療ガイドライン2015に記載されています、脳卒中の危険因子の1つ「糖尿病」についてお話をさせていただきます。

脳卒中ガイドラインの中にも糖尿病は脳梗塞の確立された危険因子である。

最近のメタアナリシスでは、

糖尿病は虚血性脳卒 中の発症リスクを2.27倍高めるのみならず、出血性脳卒中のリスクも1.56倍に高めることが示された 

とありますように、脳卒中にならないためには、いかに糖尿病にならないようにするかも大きく関わってきます。

糖尿病治療ガイド2018-2019 によると、血糖値:空腹時≧126mg/dL、75gOGTT 2時間≧200mg/dL、随時血糖値≧200mg/dL、HbA1c≧6.5% のいずれかで、糖尿病型と判定されるとされており、脳卒中の予防のためにも、糖尿病と診断されないことが大切になってきます。

糖尿病における治療

糖尿病の治療は、①薬を処方して服薬する薬物療法、②食生活を改善させる食事療法、③運動習慣をつける運動療法が一般的とされますが、それぞれ、医者、管理栄養士、理学療法士・作業療法士、と専門的な人への相談をお勧めします。

運動に関しては血糖値、自覚症状、他覚症状に気をつけなければ非常に危険となりますので、自己流で運動を増やされることに関してはご注意ください。

参考資料

  • 脳卒中ガイドライン2019
  • 糖尿病治療ガイド2018-2019 

 

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