日本における脳血管疾患患者数の推移
厚生労働省が公開している情報(2017年までのデータ)によると日本における脳血管疾患患者数推移では年々減少傾向にあります。
ここでいう脳血管疾患とは、脳卒中に分類される脳梗塞や脳出血などの脳の血管になんらかの障害を受けた疾患の患者のことを指します。
さらに、脳卒中を含む脳血管疾患の死亡率も、医療技術の進歩などにより低下しているのが実際です。そして、性別・年齢階級別の脳血管疾患患者数をみてみると、年齢と共に発症数は増えているということがわかります。
年度別による脳血管疾患患者数の違い
平成26年 患者調査の概況
脳血管疾患の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は1,177,000人(男性:592,000人、女性:582,000人)
平成29年 患者調査の概況
脳血管疾患の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は1,155,000人(男性:556,000人、女性558,000人)
という結果でした。
平成29年では、平成26年の数字と比較して、脳血管疾患の総患者数は22,000人の減少ということでした。患者数が減少している理由としましては、医療技術の進歩や高血圧・糖尿病・脂質異常症などの予防医療の推進などが考えられています。
参考資料
厚生労働省 図表1-2-4 脳血管疾患患者数の状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/01-01-02-04.html
主な傷病の総患者数