綺麗に歩くための寝返り

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綺麗に歩くための寝返り

綺麗に歩くための寝返り

脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。

今回は、前回紹介させていただきましたお客様に実際に行っていただいた練習を紹介いたします。
頑張りすぎない程度でできる方は、自主練習としてやっていただいいでも構いません。

練習の目的

脳卒中で右半身・左半身のどちらか片側が自分の思い通りに動かしにくくなるという運動麻痺(片麻痺)があり、皆さん日常生活で困られることはあるかと思いますが、
この片麻痺になってしまうことによって歩き方が今まで通りでなくなってしまう方の歩き方の特徴に、
「ぶん回し歩行(ぶん回し)」というものがります。
そんな歩き方を改善させるために行った練習(自主練習)の1例を今回や紹介させていただきます。
(注:この練習をすることによって、全員のぶん回し歩行に変化が出るわけではありません。)

変化させたい内容

  • バランス能力の向上
  • 運動麻痺の改善
  • 左右の足をバラバラに動かす
  • 体幹の筋緊張の改善
  • 股関節の可動域の改善
  • 歩く時のリズムの改善

など

 

練習の段階づけ

それぞれの症状によって、目標達成のための難易度は大きく異なってきますが、1例としてこのような段階付けを紹介させていただきます。

段階付

Stepに入る前の基礎・基本
Step1:寝返り
Step2:非麻痺側を下向きにして横向きになれる(両膝を曲げて)
Step3:非麻痺側を下向きにして横向きになれる(両膝を伸ばして)
Step4:麻痺側を下向きにして横向きになれる(両膝を曲げて)
Step5:麻痺側を下向きにして横向きになれる(両膝を伸ばして)
Step6:非麻痺側を下向きにして横向きになり、上側の足を前後に動かせる(両膝を曲げて)
Step7:非麻痺側を下向きにして横向きになり、上側の足を前後に動かせる(両膝を伸ばして)
Step8:麻痺側を下向きにして横向きになり、上側の足を前後に動かせる(両膝を曲げて)
Step9:麻痺側を下向きにして横向きになり、上側の足を前後に動かせる(両膝を伸ばして)

といった、段階付の1例となります。

  1. Stepに入る前の基礎・基本
  2. 寝返り
  3. Step1〜4
  4. Step5・6
  5. Step7・8

の5

本立てでお伝えさせていただきます。

早速ですが、
今回は、この「Stepに入る前の基礎・基本」を紹介させていただきます。

1.Stepに入る前の基礎・基本

まずは、全ての基本から‼️
こんなことも自主練習になるのかという、自主練習かつ準備をお伝えさせていただきます。

それは・・・・
「まっすぐ寝る」です。

「えっ!?」
って思いましたか?
実は、まっすぐ寝ることってすごく難しいんです。
ですが、ここで、真っ直ぐになる意識が取れるようになることで、
立ち上がって、立った時に真っ直ぐを意識できるようになるんです。

下の写真は、当院のスタッフですが、右側の麻痺わかりやすくするために、右手を曲げて撮影していますが、その他は、本人が思うまっすぐに寝てもらっています。

しかし、左の爪先が外を浮いていたり、膝小僧が外を向いていたり、左手が握り込んでいたりしていますよね。
細かく言えば、もっとありますが・・・

脳卒中の方の場合、無意識的に非麻痺側で麻痺側の手をお腹の上もってきてしまいがちですが、この写真の左手のように体の横に下ろしておいて欲しいと思います。

では、このまっすぐ寝ることで何を意識してほしいかというと、
「自分自身の身体をしっかりと知る」
ということです。

文字で書くと「当たり前。そんなの忘れるわけがない。」とおもわれることですが、
脳は、使わない部位を約2週間で忘れ、他の部分に置き換えられていく。と言われています。
というとは、自分の身体に意識を向けていないと、この部分の脳が使いすぎている体の部位に置き換えられてしまい、動かそうとしても、動かしたい場所がなくなってくるということです。

これって、困りませんか?
たとえば、セラピストに「肩を動かしてみてください。」って言われたとします。
しかし、脳の中に、「肩」という部分が元の脳より少なくなってしまっていたら・・・
かなり、意識をしてから出ないと動かせなさそうな気がしませんか?
また、脳の「肩」の部分が、「肘」に置き換えられつつあれば違ったところが動いてしまいそうな気はしませんか?

そう言った意味でも、寝た時に
「体の場所を知る・感じるために」

  • 肩・肘・手首・親指・小指はどこにあるかな。
  • 股関節・膝小僧・足首・親趾・小趾はどこにあるかな。

「体の位置関係を知る・感じるために」

  • 左右の肩の高さは同じかな。
  • 肘のくぼみ(肘窩)は同じ方向を向いているかな。
  • 掌の向きは同じかな。
  • 足の開き具合は同じかな。
  • 膝小僧の向きは同じかな。
  • 爪先の向きは同じかな。

ここまで「知る・感じる」こと。
ということで、体を動かす練習ではありません。
麻痺している手足を動かして整えるというのではなく、「自分自身の身体をしっかりと知る」です。

ですので、

  • 右肩の方が高い位置にあるなぁ。
  • 左手の掌は体側向いてるなぁ。
  • 右足の方が外に開いているなぁ。
  • 右の爪先の方が外に開いているなぁ。

と、知る・感じ取れたらOKです。

ここまで知る・感じ取れたら、次は、

その知る・感じ取れたものが本当にあっているのかを確かめます。

確かめ方は、

  • 自分の目で見て確認
  • 佳人に見てもらって確認
  • 家人に写真を撮ってもらって確認

などがあります。
しかし、自分で見て確認すると、強張りが強い方は、その首を枕から持ち上げたり、見たい側に動かしてしまうこと身体の位置関係が変わってしまうので注意が必要です。

もう一度、確認しておきますが、
「左右の位置がずれていることがダメ」
ではありません。

左右のズレに気づけたことがいいんです。
いきなり完璧にはできませんが、しっかりと自分の身体の場所や位置関係を見つめてみてあげてください。

簡単なようですが、意外に難しいことですが、
自分の身体の場所を知れる・感じれる・認識できる。ようになると、
基礎基本がしっかりしているので、運動麻痺や異常筋緊張・感覚障害のリハビリの変化も格段に違ってきます。

まっすぐ寝れている。
と思われている方も、一度確認してみてはいかがでしょうか。

そして、まっすぐ寝れた方は、
「まっすぐ座る」にレベルアップしてみてはどうでしょうか。

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