脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の方が知っておきたい介護保険〜施設に通って編〜
脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。
以前のブログにて介護保険を受けられる対象は、「65歳以上の方(第1号被保険者)」、「40歳から64歳までの医療保険加入者(第2号被保険者)」と言うことはお話をさせていただきました。
介護保険で受けられるサービスと言いますと、大きく分けると
介護保険で受けられるサービス
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自宅に訪問してもらって介護やリハビリ等のサービスを受ける。
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施設等で生活をしながら介護やリハビリを受ける。
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杖・ベッド等の福祉用具を使う。
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施設に通って介護やリハビリのサービスを受ける。
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訪問・通所型サービス
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短期間の宿泊サービス
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地域密着型サービス
などがあります。
今回は、介護保険で受けられるサービスの「4.施設に通って介護やリハビリのサービスを受ける。」についてお話をさせていただきます。
介護保険を受けられる方のブログはこちら 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の方が知っておきたい介護保険〜対象編〜 脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります ... 続きを見る
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の方が知っておきたい介護保険〜対象編〜
施設に通って介護やリハビリのサービスを受ける
「通って介護やリハビリ」とありますが、通える場所ってどんなところがあるかご存知ですか。
大きく分けると、以下の4つになります
通って介護やリハビリのサービスを受けれる施設
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通所介護(デイサービス)
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通所リハビリ(デイケア)
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療養通所介護
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認知症対応通所介護
となります。
通所介護(デイサービス)
要介護状態となった場合においても、利用者が可能な限り利用者の居宅において、もっている能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービスのことです。
通所介護のサービスの内容は、要介護状態にある高齢者がデイサービスセンター等へ通い、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練を日帰りで行います。
基本的には、施設の方が自宅から施設まで送迎もしてくれます。利用者が楽しく通えるように、書道、陶芸、生け花、リズム体操など様々なプログラムが用意されています。デイサービスは外出したり、人と触れ合ったりできるため、閉じこもりや孤立を防ぐことにつながります。
高齢になると、社会的な役割が薄くなるにつれて、自宅へ引きこもることが多くなります。刺激の少ない生活を送ることは、認知症を引き起こす要因にもなります。また筋力も弱まることから、寝たきりとなる可能性も高くなります。こうしたことを予防するためには、少しでも外へ出かけて人とふれあい、少しずつ体を動かすことが必要です。
さらに、日中に要介護者が外出することになると、家族などの介護者の介護負担の軽減にもつながります。介護者が自分の時間を過ごし、リフレッシュする時間をもつことは、介護を長続きさせるためにもとても重要なことです。
通所リハビリ(デイケア)
通所リハビリテーションとは、要介護者が介護老人保健施設、病院、診療所等に併設された施設、介護医療院に通い、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の専門スタッフによる「機能の維持回復訓練」や「日常生活動作訓練」が受けられるサービスです。
リハビリテーションがメインの通所系サービスで、主治医の指示によって受けることとなっています。
利用者の状態に応じて、個別もしくは集団での訓練になります。なお、要支援状態の方については、介護予防通所リハビリテーションを利用することができます。
高齢に伴う機能の低下に対して、リハビリテーションを行って、機能を回復したいという思いは多くの人が願うことです。しかし、介護者がリハビリテーションに対して過剰な期待を抱くことは、要介護者本人にとっては、負担になることもあります。本人の意欲や、主治医から現在の病状と今後の回復の見通し等をしっかりと確認して利用していくことが重要です。
リハビリテーションが必要とされるのは、病気で寝込んだあとの回復期や、骨折の後に何らかの原因で機能低下がみられる場合などです。
また、通所リハビリテーション(デイケア)の内容は、施設によって異なります。
例えば、入浴設備がない場合や、リハビリテーションに使用する器具等の設備や、時間の使い方が異なる場合があります。
利用者自身の心身の状態に適した施設を選択するために、それぞれの施設の特徴をケアマネジャーに問い合わせしたり、実際に利用予定施設を見学したりして決めるとよいでしょう。
療養通所介護
療養通所介護は常に看護師による観察を必要とする難病、認知症、脳血管疾患後遺症等の重度要介護者又はがん末期患者を対象にしたサービスで、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
対象は要介護1~5の認定を受けた方(常に看護師による観察を必要とする難病等の重度要介護者又はがん末期患者を対象)となります。
利用者が療養通所介護の施設に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。
認知症対応通所介護
認知症対応型通所介護とは、認知症の方を専門としたデイサービスです。
認知症の方に対して、ご自宅から施設までの送迎を行い、施設で食事や入浴などの生活のお手伝いやレクリエーションを行います。
また、可能な限りご自宅で自立した生活を送ることができるよう、認知症の方に適した運動やレクリエーションを通して機能訓練、口腔機能の向上サービスを行い心身機能の維持・回復を目指します。
事業所の形態としては、以下の3類型に分けられます。
- 単独型:認知症通所介護施設を単独で運営
- 併設型:他の福祉施設に併設
- 共用型:認知症対応型共同生活介護(グループホーム)などの施設の一部を使って実施
一般の通所介護(デイサービス)との違い
認知症対応型通所介護は利用者定員が12名以下となっており、介護保険法に定める人員配置基準では、介護職員1人あたりの利用者人数は少ないので、一般の通所介護よりも人員体制が手厚くなっています。
利用条件としてはまず以下の3点が挙げられます。
- お住まいの市区町村の事業所であること
- 要介護もしくは要支援の認定を受けていること
- 医師による認知症の診断を受けていること
ただし、市区町村によっては近隣自治体と連携し、他地区の利用を認めていることもあれば、認知症の診断以外でも他の手段を認めている場合もあり、それぞれの市区町村によって扱いは多少異なります。
このように、通って介護やリハビリのサービスを受けるということだけでもいろんなしゅるいがあります。また、同じカテゴリーの中でも、提供するサービスは異なります。よく考えてご利用ください。そして合わなかったと思われた場合は直ぐにケアマネジャーに相談して、プランの変更などを再検討していただけたらと思います。
当店は介護保険を利用してリハビリを受ける場所ではございませんが、介護保険で訪問リハビリなどのサービスを利用している方への追加のリハビリとして自費でのサービスを提供させていただいております。当店では期間限定で退院後の施設選びや後遺症についての無料相談、無料体験を行っておりますので、気軽にお問合せください。
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