脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の体調管理〜飲水編〜

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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の体調管理〜飲水編〜

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の体調管理〜飲水編〜

脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。

徐々に湿度や気温がさらに高くなってきている時期ですが、
皆様、しっかり「水分」取れていますか?
このブログを読まれている方は、いろんな場面で、
「水分とってくださいね。」
って言われませんか。
それって、なぜでしょう。

このブログでは、「水分摂取(飲水)」について、

今回のブログの内容

  • 再発予防
  • 脱水とは
  • 必要な水分量
  • 自律神経によるコントロール

といった4つの視点でお話しさせていただきます。

再発予防

「水分摂取(飲水)」の目的の一つには、「再発予防」があります。

脳卒中というのは脳の病気と捉えがちですが血管の病気です。
ですので、脳の中の血管が詰まると脳梗塞。脳の中の血管が破れると脳出血・くも膜下腫血といわているわけです。脳梗塞・脳出血について、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

脳梗塞のブログはこちら

脳出血のブログはこちら

同じ血管の病気であれば、
心臓脳血管が詰まれば心筋梗塞、肺の血管が詰まれば肺塞栓とよばれます。
また、今世界中で大変な問題となっている、新型コロナウイルス(COVID-19)も、過度の炎症、血小板活性化、内皮機能不全、およびうっ血(血の渋滞)などにより、動脈系・静脈系の両方で血栓性疾患を起こしやすくなるとの報告も出てきているようです。

本題の「再発予防」ですが、

脳梗塞は血管の中が詰まる病気ですので、血管内の水分が足りなくなると、血はドロドロしていき、再び、脳のどこかで血管が詰まると「再発」となるため、水分を摂って血液がさらさらな状態を保つ必要があります。

 

脳出血は血管が破れて頭蓋骨内・脳内に血が溢れ出る病気ですので、血管内の水分が足りなくなると、血はドロドロしていき、それを押し出すために血圧が上がり、破れやすくなった血管が再び破れ「再発」となるため、血管に強い圧がかからないように水分を取る必要があります。

脱水とは

飲んだり、食べ物を食べたことによって体に取り入れられた水分量より、体から出ていった水分量が多くなれば、体から水を失っているという脱水ことになります。

脳卒中の後遺症には、
「摂食障害」、「嚥下障害」、「排尿・排便障害」、「認知機能の低下」、「呼吸障害」などがあります。
また、脳卒中になったことでの服薬や合併症、既往歴による影響。

などで、体の中の水分量を保つことがしにくくなっています。

「摂食障害」、「嚥下障害」ですが、本来は別々の後遺症で、リハビリの内容は異なってきますが、簡単にお伝えするために、「摂食・嚥下障害」とさせていただきます。
この「摂食嚥下障害」があると、食事や水などの液体を口から食道・胃へ送ることが難しくなるため、体の中に取り入れる水分量が少なくなってしまう状態になります。

「排尿・排便障害」では、排尿や排泄が過剰に行われ、体から多くの水分が失われてしまいます。また、排尿・排泄が少なくなると、それに伴い内臓の機能も低下してしまうので、小腸や大腸での水分・栄養吸収が低下して、水分が少なくなってしまう状態になります。

「認知機能の低下」では、喉が乾いたことに気づきにくいことや、水を飲んだこと、トイレに何回行っているのかを忘れてしまうといったことで、水分の摂取が足りていないのか、それとも、水分を出しすぎているのかの把握が難しくなり、知らず知らずに脱水になっていることがあります。

「呼吸障害」では、呼吸のリズムが乱れることがあります。そのため、呼吸によって体内の水蒸気が過剰に出て行ってしまうこともあり、気がついたときには脱水になっていることがあります。

必要な水分量

厚生労働省のポスターでは

  • 食事、1リットル。
  • 体内で作られる水、0.3リットル
  • 飲み水1.2リットル

の、合計2.5リットルが推奨されています。

 

ちなみに、糖尿病や腎臓機能・心臓機能低下などの内部障害がある人は水分の摂りすぎは危険なこともあるので必ず、医師と相談してください。

 

自律神経によるコントロール

自律神経のブログはこちら

また、こちらの記事内にも書かせていただきましたが、脳卒中になると自律神経系のコントロールが乱れてしまうこともありますので「呼吸や循環」、「体温調節」、「消化」、「排泄」などが上手に調整できなくなってしまうこともあり、

  • 本人が思っている以上に汗をかいている。
  • 喉が渇いていても、渇いていることに気づかない。
  • 体温調節がしにくい。
  • トイレに行く回数が増えた。

などのことが起こり、気がつかない間に脱水になっていることがありますので、飲水をすることは大切です。また、病院や生活期では夜に頻繁に起きてトイレに行かないといけないから、あえて水分を取らないようにしている。といったことをよく聞きます。
たしかに、夜間にトイレが気になってぐっすり眠れないということはとても辛いことだと思いますが、寝ている間にも呼吸や汗によって体外へ水分が出ていってしまうので、口を潤す程度でも良いので、水分をとっていただけたらと思います。

カフェインが多く含まれれいるもの(緑茶・コーヒー・ウーロン茶)やアルコールではなく、水や麦茶などのものがおすすめです。
緊急性を伴うような脱水の場合は、経口補水液やスポーツドリンクのようなものも良いかと思います。

 

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