脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の施設の選び方④〜実例を交えて考える「特別養護老人ホーム」〜

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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の施設の選び方④〜実例を交えて考える「特別養護老人ホーム」〜

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の施設の選び方〜実例を交えて考える「特別養護老人ホーム」〜

脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。前回までは、施設の適応ってどういう基準で感げたらいいのか!?様々な施設がある中で、皆さんが利用している介護保険の介護度から施設の適応を考える!これについて書きました。
今回は前回までの記事を踏まえ、特別養護老人ホームに入居されている方を例に考えていきたいと思います。
前回までの施設の適応の記事はこちらから


脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の施設の選び方③〜実例を交えて考える「有料老人ホーム」〜

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 介入時の状態について

特別養護老人施設に入居中のH様は1年半ほど前に脳梗塞になり、半年後に退院、介護老人保健施設での入居生活を経て、2ヶ月前に特別養護老人施設に入居されました。介護老人保健施設では、週に2回のリハビリを受けていましたが、現在は週に1回20分のリハビリしか受ける事ができず、家に帰る事ができるのか不安で、脳卒中専門リハビリステーションにお問合せいただきました。

お問合せいただいた時には、施設様から、「この中では今以上にリハビリをすることはできません。自費のリハビリなら自由に受けてください」と、外部のリハビリが入る許可も取れている状態でしたので、早々に体験リハビリを受けていただきました。
状態としては、過去に大腿骨頸部骨折の既往もあり、足の筋力低下がおきていました。
H様の脳卒中の症状は、左手足の麻痺と筋肉の張りの低下でしたが、どちらかと言えば、半年間以上施設入居していて、運動量が足りないという状況。立ち座りは軽い介助でできるものの、後ろに転びそうになることが多く、歩いたり、トイレにいくのに奥様の介助が大変で家に帰れないといった状態でした。
H様の状態を考えると、週1回のリハビリ、それ以外の時間は車椅子に座っていることはあるものの、立ったり歩いたり、自分でトレーニングすることもない。といった状況でした。特別養護老人ホームは「在宅復帰」を目指す施設ではないので、なかなか改善が難しい状態です。このままの生活をつづけていれば、今後さらに筋力や体力が落ちて、家に帰る事が出来ないということがすぐに予想できました。

よくなってきている要因

施設のリハビリでは、平行棒での歩行や立ち上がりの練習をしているとのことでした。H様から「3ヶ月くらいしたら家に帰りたい」という要望を受けましたので、そのために必要なリハビリと自主トレーニングを指導しました。施設に入っている手前、施設内での転倒リスクを高めることは出来なかったので、毎日車椅子を両足で漕ぐこと、ベッドの上で出来る手足のトレーニングをすることを指導し、週2回リハビリを行い、現在2ヶ月が経過しました。本当に毎日努力され、なんとH様は杖で施設のフロアを1週出来るまでに動けるようになりました。手足の麻痺はまだ少し残っていますが、現在8月末に家に帰るための調整をしています。

今回の介入のポイントですが、1つは運動量、もう一つは、自主トレーニングの質にあると考えています。

施設のリハビリは週に1回で、20分。自主トレーニングはほとんどしていないという状況でした。ご本人は「もっと歩く練習をしたい」と思っていましたが、施設の基準として、リハビリは週に1回と決まっています。後遺症の症状がものすごく重度ではないため、少し介助したら歩けるのですが、転倒のリスクが0ではないため、日中は車椅子での生活になっていました。介入の目的は1ヶ月で歩けること(介助)、2ヶ月で杖歩行の自立と考えていました。H様自身が非常に積極的に自主トレをしてくれる方でしたので、リハビリ介入時に毎回自主トレ指導を行いました、その都度、自分で歩ける量が増えていっていたので、ご本人も毎回のリハビリを楽しみに自主トレーニングをしていてくれたようです。

 施設に入ってなかなか現状が良くならない、体が動きにくくなってきた、このまま家に帰れないかもしれない。様々な不安があると思います。もし、自費リハビリが介入可能な施設にご入居されている方は、一度ご相談くださいね。

 脳PLUSのリハビリが介入可能な施設について

脳卒中専門リハビリステーションのような自費のリハビリを受けたい場合、上記した施設のうち、有料老人ホームや、サービス付き高齢者住宅であれば、介入が可能です。特別養護老人施設は施設が介入を断る場合もありますので、もし外部のリハビリを使いたい場合は確認が必要です。介護老人保険施設は施設の決まりとして、外部からリハビリの介入が出来ない施設になりますので、自費リハビリを検討している方は注意が必要です。

次回からは脳卒中の方が知っておく必要がある「社会制度」について書きますので、是非読んで見てください。

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