脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の装具作成の流れ⑤〜完成後編〜

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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の装具作成の流れ⑤〜完成後編〜

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の装具作成の流れ⑤〜完成後編〜

脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。

今回は、前回に引き続き、当店をご利用されている方が作成した装具が完成するまでの流れについてお伝えさせていただきます。

今回のブログの中に使用する写真は、お客様・義肢装具士様のご好意により掲載の許可頂いております。また、本ブログを公開前に読んでいただきブログの内容内に含まれている個人情報についての許可を頂いて、掲載させていただいております。

本当に感謝しております。ありがとうございます。

装具作成(概要)のブログはこちら

装具作成の流れのブログはこの五本立てとなっております。

step
1
作成・修正

step
2
目標達成に向けて装具が必要かどうなのか(本人とセラピストの共有)

step
3
装具作成の流れ(医療保険)

step
4
仮合わせでチェックするポイント

step
5
完成後に気をつけるべきこと

今回はstep5「完成後に気をつけるべきこと」についてです。

 

完成後に気をつけるべきこと

今回は、装具が完成した後どのようなことに気をつけたら良いのか。ということについてお話しさせていただきます。

仮合わせでチェックすべきポイント

  • 装具そのもの
  • 実際に使用した時の状態
  • 本人の皮膚の状態

この3点があげられます。

これはStep4と同じ着眼点になります。それでは、1つずつお伝えさせていただきます。

装具そのもの

1つ目は、装具そのもののチェックです。

装具そのもののチェックポイント

  • 装具から異音がしていないか。
  • 装具の裏面、足底面がすり減っていないか。
  • 装具のベルトは緩みが出ていないか。
  • 装具が捻れてないか。曲がってないか。
  • 装具が立つか立たないか。
  • 油圧やネジ、バネ、ゴムは痛んでいないか。

 

 

「装具から異音がしていないか。」ですが、

装具を使っていて異音が出ている場合は、身体機能が変わってきたか、メンテナンスが必要なことがあります。

 

「装具の裏面、足底面がすり減っていないか。」ですが、

  • 靴型の装具であれば靴底はすり減ってしまって溝がなくなっている。靴底が剥がれはじめてきている。
  • プラスチックの装具であれば、装具の下に薄く惹かれている底材が剥がれはじめてきている。
  • 足の裏と装具の接触する部分が剥がれはじめてきている。

このような場合は、装具作成会社に依頼して張り替えをしていただく必要があります。

 

「装具のベルトは緩みが出ていないか。」ですが、

  • 装具と足を固定するためのベルトの接着力が弱まってきている。
  • ベルトがほつれてきている。
  • ベルトが途中で切れてしまった。

このような場合は装具作成会社に依頼してベルトの修理をしていただく必要があります。

 

「装具が捻れてないか。曲がってないか。」ですが、

体重の増加や、歩き方によって

  • 装具自身が捻れている。
  • 装具自身が曲がっている。
  • 装具にヒビが入っている。
  • 装具に白い濁りが出てきた。

このような場合は、装具の破損が考えられます。交換可能な部位であれば修理で対応が可能かと思いますが、ほとんどの場合は、再作成になってしまうかと思います。

再作成にあたっては、その装具の種類によって、再作成に社会保障制度が使えるかの期間が異なってきますので、役所に相談。担当セラピストに相談。義肢装具士に相談が必要してみてください。

「装具が立つか立たないか。」ですが、

先程の「装具の裏面、足底面がすり減っていないか。」、「装具が捻れてないか。曲がってないか。」これらが複合できに起こってくると、装具自身が立たなくなります。そうなると、装具をつけてたつときには不安定な台の上で立つ・歩くと言った高難易度の立つ・歩くと言った日常生活になってしまいますので、装具を床に置いて立たないときにには必ず、修正・修理をしてもらってください。

 

「油圧やネジ、バネ、ゴムは痛んでいないか。」ですが、

装具によって、油圧やネジ、バネ、ゴムなどを使って装具をコントロールするものもありますので、油圧であれば、油がもれていないか。ネジであればネジの接触部分が潰れていないか。バネであれば弾力は保たれているのか。ゴムは劣化してヒビが入っていないかなどの確認は必要です。この部分の問題であれば、交換可能な部品が多いですので、装具会社に問い合わせをしていただいて交換していただくことをお勧めいたします。

 

 

実際に使用した時の状態

次は、実際に装具を装着しての確認となります。

使用した時のチェックポイント

  • 装具の踵はフィットしているか。
  • 装具と金属・プラスチックの部分の隙間はどうか。
  • 使用している装具は現在の身体機能に適しているか。

「装具の踵はフィットしているか。」ですが、

退院後の日常生活を送っていると、運動頻度の増減や体重の増減、関節そのものの硬さの出現、筋肉自身が短くなる、身体機能の変化などによって、足がこわばってきたり、足の強張りが強くなると「内反尖足」といった足先に無意識に力が入った状態になってしまうことがあります。

こうなると、装具を使用するときに装具なかで踵が浮いていたり、かかとが捻れていたりといった状態になることがあります。こうなった場合は、身体機能を変えていくか、装具の調整または、オリジナルのインソールの作成が必要になります。

装具は踵部分がしっかりとフィットして最大限の能力を発揮するので、装具を履くときにも気をつけて下さい。

装具+靴で使用される場合は、靴の中で装具がフィットしているかも確認ポイントになります。

 

「装具と金属・プラスチックの部分の隙間はどうか。」ですが、

装具作成時から、現在までの間に、体重の増減、筋肉量の変化、むくみの増減などによって足の太さやサイズが変わることはよくあります。足の太さやサイズが大きくなった場合は、足と装具の接触面が大きくなったり圧迫してしまうこともあるので広げるといった修正が必要になり、足の太さやサイズが小さくなった場合はベルトで締めでも装具と足の間に隙間ができてしまい、装具の中で足が動いてしまうため締めるといった修正が必要になります。

「使用している装具は現在の身体機能に適しているか。」ですが、

この部分は担当しているセラピストの判断が必要になる場面だと思います。身体機能の低下・向上とともに、作成した時の装具では良くも悪くも適切ではなくなっているので、装具を外すための練習やサポータへの変更、装具の設定や装具自身の変更などが必要になってきます。

装具の機能と身体機能の間にギャップが生まれてくると何らかの体の異変を生じますので、担当のセラピストに相談してみてはいかがでしょうか。

本人の皮膚の状態

最後に本人の皮膚の状態の確認です。

本人の皮膚のチェックポイント

  • 爪の色は大丈夫か。
  • 赤みが出現していないか。
  • 皮膚の肥厚や水膨れはないか。

「爪の色は大丈夫か。」ですが、

装具の中で足が前後に動いてしまったり、靴の中であ装具が滑ったりすると、爪と装具・靴が接触・圧迫され爪の色が変わったりしてしまいます。こんな時は装具のベルトは緩んでいないか。装具と靴の相性はどうなのか。などの確認をしましょう。セラピストに伝えたら診てくれることが多いですので、遠慮なく確認してください。

「赤みが出現していないか。」ですが

皮膚と装具が接触し続けてしまうと、赤身が出現してきます。体重がかかって赤くなるとのは違う赤みです。これを無視しておくと、次に書く皮膚の肥厚や水膨れになり、糖尿病を持病に持たれている方は、糖尿病性足病変といった足の壊疽や切断などといった危険な状態になることがありますので、装具を履いた後のチェックは必ずしてください。

「皮膚の肥厚や水膨れはないか。」ですが、

先ほどと同様に、装具と足の接触や擦れたことによって起こっていることがあります。装具の修正や装具の調整で軽減できることもあれば、身体機能の変化によって起こってきていることもあります。そのため、担当セラピスト、義肢装具士との相談を早めに行ってください。

 

最後に、装具は万能ではありません。靴と同じでメンテナンスや買い替え、用途に応じた調整が必要です。

「装具を付けただけで痛みが出る。」といった場合は必ずチェックしてもらう。と言うことだけでも頭に入れておいていただけたらありがたいです。

 

現在使用している装具や設定に不安がございましたら、現在は期間限定で無料体験を行なっておりますので、装具に対しての相談もご本人様の動きを見た中での相談を承っております。

調整が可能なものでしたら、調整もさせていただきますので、もし良ければ、下記問い合わせボタンより無料体験の予約をしてみてください。その際、装具の調整・相談といっていただけると大変助かります。

 

次回は装具作成の流れ〜番外編〜についてお話しさせていただきます。

 

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