脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ〜「ヒップアップ(お尻あげ)」の自主トレ編①〜

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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ〜「ヒップアップ(お尻あげ)」の自主トレ編①〜

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ
〜「ヒップアップ(お尻あげ)」自主トレ編①〜

脳卒中は脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。

前回のブログにて、ヒップアップの自主練習でどんなチェック項目があるのかの概要をお伝えさせていだだきました。

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ〜「ヒップアップ(お尻あげ)」のチェック編〜

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それに引き続いて、今回はそのチェック項目のなかで

チェック項目(抜粋)

①ベッドに仰向けに寝る。

  • 左右対象にまっすぐ寝れているか。

②両足を同じだけ曲げる。

  • 麻痺側と反対側の足は同じ角度で曲がっていましたか?
  • 麻痺側の足だけ開いてませんでしたか?

③お尻(尾てい骨)だけ持ち上げる。

  • 真っ直ぐ上がっていると思っていても、ご家族様から「身体がねじれてるよ」って言われる。

のどれかに該当した人は、

「感覚障害」の要素がある可能性が考えられます。

 

**注**

あくまでも、出現している後遺症の1つの要素ということです。

後遺症が1つの要素だけで現れるということはほとんどないと思っておくことが良いかと思います。知り合いで同じ病名だったり、同じような後遺症で悩まれている方でも、2つや3つの要素が混在していていることや、混在する要素の割合によってリハビリを進めていく方法も異なります。その割合や達成したい目的によってリハビリの優先順位が変わってきたりするため、私たちのようのセラピストが必要になってくるわけです。

*****

 

感覚障害については基礎ブログとして記載しておりますので、そちらをご覧ください。

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の後遺症〜感覚障害編

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手や足の位置がわからない。ということに関しては高次脳機能障害の要素も含まれてきますが、今回は感覚障害ということをメインにお話しさせていだだきます。

感覚障害の要素がある場合には、まず、ベッドに寝た状態で自分自身の体がどんな風になっているのかを感じてみることをお勧めいたします。

その1つの自主練習として、自分の脚の位置(股関節・膝関節・足関節)や向きを感じるというものがあります。

「麻痺側の膝小僧はどこにあるかなぁ」、「爪先がどっち向いてるかなぁ」、「右足と左足の長さは同じかなぁ」といった程度で構いません。

そして、寝た状態で、その感じた膝小僧や爪先を麻痺側とは反対の足のかかとで触っていくというものです。

 

練習方法は、

①ベッドに仰向けに寝ます。


②自分自身の麻痺側の脚がどこにあるのかを感じます。

③反対側の踵で太腿、膝小僧・足首を触りにいきます。

たったこれだけです。

これだけですが、微妙にズレる方も多いので、ズレずにできるように何度もしてみることをお勧めします。

この課題がクリアできたら、ご家族様の協力が得られる場合には、ベッドに寝た状態で、麻痺側の足を外に広げてもらったり、膝を曲げてもらったりして、アレンジを加えてみることもお勧めします。

 

この課題がクリアできてくると、自分の脚がどれぐらい曲がっているのか、どの方向を向いているのかもわかってくるので、今後のリハビリを進めていくのにとても役に立ちます。また、日常生活では、段差を登る時に、どれぐらい脚が持ち上がっているのかを足を見なくてもわかるようになります。ということは・・・

歩く時の怖さも減る可能性がある‼ということになりますね。

歩く時の怖さはこの感覚障害の要素だけではないので、あしからず・・・

 

今回紹介させていただいた感覚障害に対する自主練習はあくまで1例です。これができたから、感覚障害が全て治るということではありませんが、クリアしていくべき課題はなります。また、感覚障害にも大きく分けると表在感覚や深部感覚というような種類もあり、またこれらも、細かく分けることができるのでリハビリ方法も異なってきます。

 

次回は、他のチェック項目該当する方のタイプと、自主練習をお伝えしてきたいと思いますので、更新をお待ちください。

 

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写真協力

当院スタッフ 理学療法士 中上博之
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