脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ
〜「手が伸ばせない」人の自主トレ編③感覚障害〜
脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の中の血管が破れて血が出る脳出血、頭蓋骨とくも膜の間の血管が破れるくも膜下出血があります。
以前のブログでは脳卒中になった方の「手が伸ばせない」という現象の原因・そしてその原因に合わせてどのようにリハビリが違うのかについて書きました。
「手が伸ばせない編」についてのブログ記事はこちら
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「手が伸ばせない」方のリハビリ編 についてのブログ記事はこちら
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリ〜「手が伸ばせない」人のリハビリ編
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脳卒中後遺症において原因を知ることで変わることとは?
手が伸ばせない方の多くがされている自主トレーニングとして、「寝た状態でバンザイする」運動があります。この運動も、手が伸ばせない原因によって、自主トレーニングで意識するべきことが変わります。
「手が伸ばせない」編の記事では
- 運動麻痺
- 筋緊張の異常
- 感覚障害
- 関節可動域制限
- 筋力低下
が「手が伸ばせない」人の原因として挙げられると書かせていただきました。今回は3つ目の「感覚障害」が原因の場合、どんなことを意識して自主トレーニングを行うべきか!?について書いてみようと思います。
以前の記事では、「運動麻痺」「筋緊張の異常」が原因場合に意識するべきことを書いていますので、合わせて読んでみて下さいね。
感覚障害がある方が自主トレーニングで意識するべきこと
まずは、感覚障害によって引き起こされる症状を知っていないと対応できないですよね。感覚障害は、手足で感じた感覚が、脳に届くまでのあいだで神経が損傷されることで起こる症状です。感覚障害がある方に多いのは痺れです。この痺れにかんしては、次回書かせて頂きます。今回は、手足を動かしたときに、思ったより動き過ぎてしまったり、逆に思ったより動いていないという状況についてです。
この現象は感覚が鈍いせいで、どれくらい動いているのかが、目で見ていないとわからなくなってしまうことでおこります。この症状をお持ちの方が、自主トレーニングで意識するべきことをについて記載します。
感覚が鈍い方が自主トレーニングをする時に意識することを、脳卒中後遺症の方がよくされているバンザイのトレーニングで考えてみましょう。運動麻痺がなく、感覚障害がある場合、両手をバンザイしようと思えば可能です。運動麻痺ではないので、手を動かすことに関しては問題がありません。
しかし…目を閉じてやってみると
- 左右で手のあがる角度がずれていませんか?
- 必要異常に力がはいっていませんか?
感覚が鈍いため、目を閉じてしまうと、手がどれくらい上がっているか分からなくて、左右にずれが出てしまうことがあります。また、どれくらい力が入っているかも、みていないとわからないので、余計に力が入ってしまいますね。ですので、自主トレーニングで行うのは、目を閉じて両手でバンザイをして、目を開けて確認して修正する。ということの繰り返しです。どれくらい力をいれるのかも、反対の手と比べて意識しながらトレーニングしてみて下さいね。
ご自身の症状に合わせて自首トレーニングをより正確に行うことで、さらなる改善を目指していきましょう!
※全ての方にこのトレーニングが当てはまるわけではありません。ご自身の症状がどんなものかわからないという方は、担当のリハビリの先生に確認していただくか、当院の「無料相談・無料体験(期間限定)」を受けてみてくださいね。無料体験では、皆様の症状をタイプ別に分類し、1人1人に合わせた、リハビリプラン、自主練習をご提示させていただきます。
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